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帰国報告(かなり遅くなりました) [南極]
もう2ヶ月も前になりますが.無事に南極調査より帰国しました.
ご報告が遅れましてすみません...
帰国後は怒濤の日々が続いていましたが,GWに入って久しぶりにゆっくりしています.
また追々時間を見つけて南極の話をしたいと思いますが,
今日は下の写真をご紹介.

これは「あすか基地」という現在休止中の南極基地で撮った集合写真です.
この五人で約100日間の調査を行ったんですが,
ここでご紹介したいのは,写真の真ん中にあるのは「方位標」です.
この「方位標」,本来は「あすか基地」からの各都市の方位・距離が示されてたんですが,
今はほぼ完全に雪に埋まってしまっていました.
今回は,みんなで頑張って基地の名前が見えるまで掘り出して,写真撮影してきました.
(と本当の目的のGPS測量もしました)
この「方位標」,本当の高さは実は10 m以上あったらしいのですが,
「あすか基地」が閉鎖されて約20年の間にここまで埋まってしまいました.
つまり,「あすか基地」本体は今の雪面から10 m以上も下に埋まってる訳です....
いつか,「あすか基地」を再開したり,撤収するにはこれを掘り返さないとなんですが,
これは大変だ.
ご報告が遅れましてすみません...
帰国後は怒濤の日々が続いていましたが,GWに入って久しぶりにゆっくりしています.
また追々時間を見つけて南極の話をしたいと思いますが,
今日は下の写真をご紹介.

これは「あすか基地」という現在休止中の南極基地で撮った集合写真です.
この五人で約100日間の調査を行ったんですが,
ここでご紹介したいのは,写真の真ん中にあるのは「方位標」です.
この「方位標」,本来は「あすか基地」からの各都市の方位・距離が示されてたんですが,
今はほぼ完全に雪に埋まってしまっていました.
今回は,みんなで頑張って基地の名前が見えるまで掘り出して,写真撮影してきました.
(と本当の目的のGPS測量もしました)
この「方位標」,本当の高さは実は10 m以上あったらしいのですが,
「あすか基地」が閉鎖されて約20年の間にここまで埋まってしまいました.
つまり,「あすか基地」本体は今の雪面から10 m以上も下に埋まってる訳です....
いつか,「あすか基地」を再開したり,撤収するにはこれを掘り返さないとなんですが,
これは大変だ.
ケープタウン到着 [南極]
無事に日本を出国し,南極フライトの起点,南アフリカのケープタウンに到着しました.
それにしてもシンガポール経由の計30時間の移動はしんどかった..
そして昨日までに,到着物資の確認と南極フライト用の仕分けも無事に終了しました.
僕らの調査に協力してくれるベルギー隊のメンバーとの打合せもオーケーでした.
ちなみに,写真真ん中の男性は,世界的に有名な冒険家のAlain Hubertさんです.
歩いて南極大陸を横断したり,毎年のように北極点まで行っている凄い人です.

いよいよ南極へのフライトは明日!
先ほどフライトに関する打合せと預け荷物の提出も終わりました.
明日飛ぶ予定のメンバーは,ベルギー隊,イギリス隊,ノルウェー隊,そして我々日本隊の総勢70人で,旧ソビエトの爆撃機を改造したイリューシン76という航空機に乗って南極を目指します.
今夜は南極前最後の夜.ウォーターフロントで美味しいモノを食べたいと思います.

それにしてもシンガポール経由の計30時間の移動はしんどかった..
そして昨日までに,到着物資の確認と南極フライト用の仕分けも無事に終了しました.
僕らの調査に協力してくれるベルギー隊のメンバーとの打合せもオーケーでした.
ちなみに,写真真ん中の男性は,世界的に有名な冒険家のAlain Hubertさんです.
歩いて南極大陸を横断したり,毎年のように北極点まで行っている凄い人です.

いよいよ南極へのフライトは明日!
先ほどフライトに関する打合せと預け荷物の提出も終わりました.
明日飛ぶ予定のメンバーは,ベルギー隊,イギリス隊,ノルウェー隊,そして我々日本隊の総勢70人で,旧ソビエトの爆撃機を改造したイリューシン76という航空機に乗って南極を目指します.
今夜は南極前最後の夜.ウォーターフロントで美味しいモノを食べたいと思います.

南極野外調査の紹介2 [南極]
長くなってしまった僕らの南極調査紹介ですが,いよいよ最後です.
と言っても今日はほぼスライドショーです.出発直前で余裕が無い..
まずは僕らの調査スタイルの紹介.
南極調査は寒い...ホントに寒いです.そして,何より風が強い.
なので,基本的に肌の露出を避けるためにこんな感じのスタイルになります.
後になると,写真を撮った僕でも誰だかわかりません(笑).

スノーモービルで山の麓まで辿り着いた後は,ひたすら山を登ります.
兎に角少しでも標高が高いところにある氷河の痕跡を探すわけです.

日当たりの良い斜面を登っていくと,露岩域が広がっています.
もう何百万年も寒冷な南極の地で吹きっさらしになっているので,大抵はガレ場です.
下りなどは不安定な足場が続くので,慎重に進みます.

そして,前回調査の最高標高地点(約2500m)まで登り詰めました.
この時点で既に夕方5時ぐらいですが,白夜なので明るい!
もちろん体はクタクタでしたが,この絶景を見て救われた気分です.感動!

このツルっとした岩盤は,数百万年前に氷河がここを通過して,研磨した痕跡です.
こういった箇所を調査・試料採取することで,過去の南極氷床の形の復元を進めています.
と言っても今日はほぼスライドショーです.出発直前で余裕が無い..
まずは僕らの調査スタイルの紹介.
南極調査は寒い...ホントに寒いです.そして,何より風が強い.
なので,基本的に肌の露出を避けるためにこんな感じのスタイルになります.
後になると,写真を撮った僕でも誰だかわかりません(笑).

スノーモービルで山の麓まで辿り着いた後は,ひたすら山を登ります.
兎に角少しでも標高が高いところにある氷河の痕跡を探すわけです.

日当たりの良い斜面を登っていくと,露岩域が広がっています.
もう何百万年も寒冷な南極の地で吹きっさらしになっているので,大抵はガレ場です.
下りなどは不安定な足場が続くので,慎重に進みます.

そして,前回調査の最高標高地点(約2500m)まで登り詰めました.
この時点で既に夕方5時ぐらいですが,白夜なので明るい!
もちろん体はクタクタでしたが,この絶景を見て救われた気分です.感動!

このツルっとした岩盤は,数百万年前に氷河がここを通過して,研磨した痕跡です.
こういった箇所を調査・試料採取することで,過去の南極氷床の形の復元を進めています.
南極野外調査の紹介1 [南極]
さて,いよいよ南極野外調査の紹介にたどり着きました.
イントロが長かったですが,実際に調査に行くまでの準備も長いのでご容赦,
改めて僕らの調査の特徴を列挙しますと,以下のような感じです.
・調査期間中(約100日間)は全てキャンプ,その間は風呂無し.
・ずっと氷点下(最低気温はー25℃ほど,最大風速は30m以上).
・食事はフリーズドライ(ほぼ宇宙食と同じ)を基本とし,ほぼ全てが乾燥食.
・スノーモービルで約3000 kmを走り,2000〜3000 mの山々に登る.
・基本的には電話もメールもテレビも無い(衛星通信環境あり).
これを見ての通り,なかなかハードな調査です.
そして,この調査の目的は「将来の南極・地球の環境変動を知ること」です.
もう少し詳しく書くと,ちょっと難しい表現かもしれませんが,
「大気中CO2濃度が高かった時代の南極氷床の形(体積)を地形学的な証拠から復元する.
そして,今後のCO2濃度上昇に伴う南極氷床変動の精密予測に寄与する」ことです.
まあ実際には,山々を歩いて氷河地形や氷河堆積物を探して,岩石をサンプリングするのが基本的な僕らの調査スタイルです.
と言う訳で,まずはスノーモービルで山の麓まで移動します.
積雪があるところは楽に移動できますが,青氷やサスツルギという雪面の場合は大変です.
でも天気が良ければこんなに素晴らしい景色が待っています.
光ってるところが青氷です.

更に登っていくと,こんなダイナミックな景色が待っています.
青氷の上を走る横線みたいなものは,クレバスです.
ここのクレバスは最大幅50cm程度なので,スノーモービルが落ちることは無いですが,
歩く時は用心が必要です.

さて,いよいよ山に取り付きます.
もちろん「登山道」は無いので,地形図と実際の景色から登山ルートを選びます.
山岳スペシャリスト隊員の腕の見せ所ですね.
ザイルを繋ぐほどの厳しいところは避けますが,それでも怖い箇所もあります.

続きます.
イントロが長かったですが,実際に調査に行くまでの準備も長いのでご容赦,
改めて僕らの調査の特徴を列挙しますと,以下のような感じです.
・調査期間中(約100日間)は全てキャンプ,その間は風呂無し.
・ずっと氷点下(最低気温はー25℃ほど,最大風速は30m以上).
・食事はフリーズドライ(ほぼ宇宙食と同じ)を基本とし,ほぼ全てが乾燥食.
・スノーモービルで約3000 kmを走り,2000〜3000 mの山々に登る.
・基本的には電話もメールもテレビも無い(衛星通信環境あり).
これを見ての通り,なかなかハードな調査です.
そして,この調査の目的は「将来の南極・地球の環境変動を知ること」です.
もう少し詳しく書くと,ちょっと難しい表現かもしれませんが,
「大気中CO2濃度が高かった時代の南極氷床の形(体積)を地形学的な証拠から復元する.
そして,今後のCO2濃度上昇に伴う南極氷床変動の精密予測に寄与する」ことです.
まあ実際には,山々を歩いて氷河地形や氷河堆積物を探して,岩石をサンプリングするのが基本的な僕らの調査スタイルです.
と言う訳で,まずはスノーモービルで山の麓まで移動します.
積雪があるところは楽に移動できますが,青氷やサスツルギという雪面の場合は大変です.
でも天気が良ければこんなに素晴らしい景色が待っています.
光ってるところが青氷です.

更に登っていくと,こんなダイナミックな景色が待っています.
青氷の上を走る横線みたいなものは,クレバスです.
ここのクレバスは最大幅50cm程度なので,スノーモービルが落ちることは無いですが,
歩く時は用心が必要です.

さて,いよいよ山に取り付きます.
もちろん「登山道」は無いので,地形図と実際の景色から登山ルートを選びます.
山岳スペシャリスト隊員の腕の見せ所ですね.
ザイルを繋ぐほどの厳しいところは避けますが,それでも怖い箇所もあります.

続きます.
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